$ 0 0 見慣れない景色は 人を現実から遊離させ しばし宇宙人として 天の下に生きる喜びを運んでくる 幻のような現実の現実のような幻 いずれも人の生 いずれも愛すべき天土の間合い ※ 海面から5000から13000メートル 氷の結晶を陽光が通り抜け 虹色の笠雲ができる 幻日という その光があまりに眩しくて 帚星が現れたかのようだった