$ 0 0 ひとりぼっちになるのは怖かった このままこの時間が 木の間に吸い込まれて 見えなくなるようだった 風が吹くたび 木の葉はわさわさと落ちて 深呼吸するのはむずかしいぐらい ひとりぼっちじゃないのに はしるように樹間を抜けた ひとりはいやだと 樹間を抜けた