$ 0 0 針葉樹のこもれびが燃えている 暖炉には薪 まだ森の香りがする 針葉樹のこもれびが燃えている 日が当たるたび芳しく 森の香りに満たされる 誰かが私の名前を呼んで 私も誰かの名前を呼ぶ カラカラと乾ききった森の奥から かわいたコダマが聞こえてくる 心にくべる薪ならば こんなにいっぱいあるのだから どうしてあなたは 泣くのです 針葉樹のこもれびが揺れている 名前を呼んで欲しいと 揺れている