$ 0 0 ほてった体を 撫でる風は 川上から風下に流れ すこし 蒸しっとして 重たかった やがて ほたるは舞いはじめ 右に左に 舞いはじめ 交差し 消えて 消えては 浮かび ほてった体も 風も 湿度も なにもかをも 忘れる ひかりの中で