
アートクラフトフェスティバルにさいして
photopressoで
「こころは見ていた」
という小冊子をつくってみました。
手のひらの上で展開される世界は
壁面に見る作品群とは違った存在感を持ちます。
手のひらではなくて
パソコン上ですが、
本を読む感覚でご覧いただけたら幸いです。
表題に使用したマークは「見」の象形文字です。
ある辞典によると、上部は目。下部は歩いている姿とのこと。
そして、「動かなければ見えない」との解説がありました。
この言葉に刺激された今回の展示でした。
動かなければ見えない。
それは、こころも、感覚器としての目も同じなのでしょう。
人の目は動的刺激に敏感です。
動くものを捕捉する能力が止まっているものを見るよりも長けているのです。
止まらないこと。
途中で迷って立ち止まってもまた歩くこと。
歩きながら心は大きくなると
そんな願いがあった展示でもありました。
写真への挑戦。写真での挑戦。
そういう意味でも先の展示は私には大きな意味がありました。