$ 0 0 細った雨脚に 黄昏が 寄り添って あめあがる ナスカの 地上絵になった 私道を 小さく曲がって あした 飛ぶのだと 約束をする 止まない雨はない ただそれだけでは 足らなくて 助走を付けて 水たまりを 超える 黄昏の蒼の中 あめあがる