暑い日でした。
帰省ラッシュで混雑していると思った19号線はガラガラ。
予定よりも小一時間早くエフエム局に着いた私は
きびすを返して明科駅へと向かいました。
影が濃い正午。
駅の回りを歩くことにしました。
でも篠ノ井線の廃線になったトンネルはここより遠く
トンネルへの道だけ辿りました。
頭がボーッとしてくるぐらい汗を掻きました。
ボーッとしながらラジオ原稿を反復していました。
人っ子ひとりいない、線路沿いの炎天。

そろそろ時間と駅に帰ると、駅には女神が立っていました。
美しい足指。
この爪先で大地に触れてすくっと立つ。
立つことの美しさを覚えました。
収録の話は「たなぼた」をご覧下さい^^
上がっていたのですけれども、上がるたびに応援の言葉が浮かび
温かい気持ちになりました。

収録が終わって明科の白鳥湖に寄りました。
湧水池に蒼い空が写っていました。
のぞき込むと、ガマの足にいたヒキガエルが慌てて飛び込みました。
波紋が広がりました。
支えてもらったんだと思いました。
ありがとうという言葉がジンワリ滲んで涙で空が優しい色になりました。