レター
寒くなりすぎて どこにも 行きたくなくなった そのくせ お山の上の 友達が恋しい 風邪など引かないように 笑ってますか 会いにも行かず お手紙してます 初雪の便りが ちらほら舞ってます
View Articleある日
ある日は 予定の立たない日で ある日は 予定が埋まっている日 小さな小石を 投げ込んだら どの予定も未定も ざわついて 落ち着かなくなった そんな あんな ある日 を くり返しながら ある日 を 生きている ある日 は 今日で 明日で 昨日 みんな人生の断片
View Article言葉のさき
言葉にならない想いが 口を堅くさせても 明日を数える 覚悟だけは あるみたいなんだ 足は少しすくむけど 歩き始めるまでの チキンなハート 歩き始めたら 怖さなんて 忘れてしまうから 大丈夫 言葉を忘れて しまっても 歩き続ける 覚悟と算段は あるみたいなんだ ※ 夕刻の思いがけない電話 少なからず引きました でも 歩くと決めています
View Article月の沙漠
美しい月が昇りました 月の裏側まで見えそうな 澄んだ空気が 横たわっていました その月を見ていたら 月の沙漠の歌詞が浮かびました どんな沙漠にも オアシスはあるのでしょう 人が行くということは 人に会いに行くということ かと その月を見て 思いました
View Articlenight snap
夜の向こうに なにを沈めてみようか 落ち着かない この夜に 夜を待つ 夜の向こうに 碇を下ろして 夜が待つ 待つことは 耐えること 焦る気持ちを 押さえて その時を 待ちましょう 言葉ではわかっている …… 夜の向こうには 朝が来るのだから 朝(あした)を 迎えてみましょう うつむいた 顔を すこしだけ 上げて 夜を沈める
View Article知っている
かたくなな鎧で 夢を守っている いまの私だけど 膨らみすぎた 夢の大きさ分 きれいな花を 咲かせるから 雨よ ふれ やがて雪になって 真っ白な 記憶に 新しい 一歩を 刻ませて おくれ
View Article道標
道標をたてる ある人はある道を その人はその道を この人はこの道を 違う道を歩いているから 違う道標をたてる 私の道標は 私がたてた道標だから 私は私がたてた道標に 「イイネ」 を つける 私が私を生きた道標だから 「イイネ」 と 言える
View Articleかじかむ手
ああ 冬がおりてきた うなだれた背筋に 容赦なく 分け入って なにが悪い わたしは冬だと うそぶくのである かっこつけても はじまらない だというのに かっこうばかりを かまっている人に すぐさま騙される 愚かな 営み うなだれた うなじに 冬が入る そんなもんじゃないわよと 背筋を伸ばして うそぶいてみる
View Article松本城
そりゃあもう 二番、三番、四番煎じですこと わかっておりますが 松本城です その日私たちはみんなで撮っておりました ・・・ 彼女の撮影風景はありませんが・・・ ごめんなさい 秋の観光シーズン真っ盛り の こころ 暖かな日でした
View Article信州大学付属病院
午後の信州大学付属病院は 光が溢れて美しい場所です とりわけ ロビーさんとエミーさんが座っている、 2階のこの椅子は印象深いたたずまいになります で その椅子からの景色が よほど嬉しかったのでしょう はじけて飛んでいる ロビーさんです エミーさんは画像を確認中? で その(中略あり)5階からの眺めは・・・ 迷いのない つよい道が 見えたのです
View Article灯り
灯りを見つめると 闇が見えなくなる 灯りを見つめると 闇が深くなる 灯りを見つめると 誰かに会いたくなる 灯りを見つめると 遠くに行った人たちの 面影がよみがえってくる 灯りを見つめると これから先の未来を思う 蜃気楼でも いいんだよ 刹那の温もりは 明日を運ぶから
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