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Channel: ヒヨちゃんが行く!
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信州リンゴ

青りんごの青って葉緑素なんだよ え〜っ 知らなかったあ リンゴが赤くなるのは紅葉と同じ え〜っ 知らなかったあ 紅玉は熟れるまで木に付けておくと柔らかくなりすぎるから 完熟前に採るの その採り具合で酸味がちょうど良い加減になるの え〜っ 知らなかったあ リンゴを丸のまま皮を剥くのは 若い人の特徴 え〜っ 知らなかったあ 年を取ると四等分が八等分に もっと年を取るともっと細く分けるの え〜っ...

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迷路

海は広く空は広い 迷子になった魂は 担ぐに 形が定まらない どうせ泣いているのでしょう 泣きたいだけ泣いて 眠ったら 迷子の魂が帰ってくる 足音をしのばせ フワフワッと 笑ってご覧よと 口元を緩めて 帰ってくる

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溺愛

秋薔薇のゆるりとベールを巻く朝 あのことこのこと過ごした日の あたたかき思い出 コーヒーカップに注ぎ込む

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空のパレット

なにを描いてもよいと あなたは青い空をくれた あんまり何にもないから なにを描いてよいか わからなくなって オーイと呼んでみた ハーイと返事があった

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優曇華

吉兆とも 凶兆とも 優曇華の華 口まで卵を宿した うすばかげろうは ただひっそりと 産卵管を薔薇の葉にあて スーッと抜いて また一卵 また一卵 優曇華の華を咲かせていく どうして凶兆であることか そのひとつひとつに 未来の安泰であることを願う親心が キラキラ煌めいて 夜を灯しているじゃない

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イヌタデ

ただいま おかえりなさい 今日は赤まんまごはんなの たーんと召し上がれ

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秋冬物

夏野菜の床を均して 秋冬野菜の耕地を作る お洋服やさんと一緒だね いつも畑は一歩先を歩いている  

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明けない夜はない

逼塞しそうな夜の帳を破って  永遠であることを願う  細い腕の先 絡めた髪が ぬるりと心を洗う 明けない夜はない 心の小箱に誓いを埋めて もうどうしようもなく 明日を生きる 明けない夜はない

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それでも

行け 雨の水玉の底 流れ流れてであう場所に もうどうしようもなく 私は歩く  

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雨の高速道

雨脚が激しくて 前が見えない 眼を閉じなければ見えない 風景にであう 雨中に秋

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トンネル

どんなトンネルにも 出口はある

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たこ八郎

迷惑かけてなにが悪い って言われたら腹が立つけど 迷惑かけて ありがとう なら許せるかな え〜っ たこ八郎を知らない? はいはい年ですからね・・・

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ヒガンバナ

彼岸の果ての 来世には 悲願の誓いが 慈悲をもたらす 誰かを思えば 花が咲く 誰かを思うと 華は咲く ヒガンバナ 今年は少し早めの開花です

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カーテン

幕は閉じ 幕は開き 見えないものの 見えないことを 愛おしんでみる 想像力に 幕はない  

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空気

空気を感じる時の 空気のような私

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初々し

初々しい心を忘れないでいよう どきどきし わくわくし 眠れなかった あの夜も 夜明けの風の ほのかな香り まどろみながら めざめた おどろきも 一回きりの人生だもの であうものすべてが 初舞台  

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日曜日の採石場/セメント工場

日曜日の採石場 あまりに静か 渋温泉金具屋のようなたたずまいに 千と千尋の神隠しを思い出す 八百万の神々の 魂が隠れているかもしれない

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寂=仏教用語で生死を超越した悟り ※ 生死を超越した悟りなど とうていわかりそうには ないけれど 閑寂枯淡の味わいに 時を忘れることはある

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蕎麦の朱り

稲穂はもうじゅうぶん垂れて 黄金の風 汗をかいても すぐに乾く乾燥した晴天 稲刈りの人が あちらこちらに溢れ 蕎麦の花はもう盛りを過ぎ 純白のドレスから 朱いドレスへと更衣に忙しい 一つ終われば次の花が咲く 蕎麦の朱は 明日を染める 朱に染まれば朱くなる この盆地の もう北アルプスの山上は 秋色に明日の朱りを 灯しだしている

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悲哀

悲哀と書いて どちらもかなしいと読む 「悲」は一人称の悲しみで 「哀」は誰かを思う哀しみ 「哀」は慈しむ心 「愛」に通じて 切なく 深い

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