長野県朝日村にある
朝日美術館に行って
震災地復興を願って−「きぼうのて」展
を見てきました。
衝撃を受けました。
このプロジェクトは朝日村のホームページで次のように紹介されています。
東京都の多摩市立豊ヶ丘小学校児童と東日本大震災で被災した岩手県大船渡市第一中学校生徒の『手』をテーマとした写真作品とあわせて、朝日村の子どもたちの作品を展示します。
最初のブースで大船渡第一中学校、
次のブースで豊ヶ丘小学校の写真が並べられています。
いずれも、子どもが撮ったとは思えない、
大胆で訴える力のある作品群でした。
しいて言うならば
被災地の子供たちの希望やひかりは
直接的な強い意思を感じさせるダイレクトな表現なのに対して
多摩市の子どもたちの作品は洗練された光の芸術であり、
イメージを練ってねって作られた
被災地の子供たちに寄り添おうとする作品に見えたのです。
手という同一テーマを撮影していても
そこに込められたメッセージ性というのでしょうか、
こうも違うのかと
実のところ、私はしばし呆然となるほどの衝撃を受けました。
それから、やはり写真は「写心」なんだと思いました。
どうしたって
撮り手の心が映ってしまう。

まだ言葉に上手くできませんが、
撮ることへの大きな省察をいただきましたと思います。
ああ、私、まだまだなんだ……。
会期は7/8までです。
入館料は期間中無料です。
よろしければ ご覧くださいませ。
朝日村美術館
〒390-1104 長野県東筑摩郡朝日村古見1308
電話番号 (0263)99−2359