$ 0 0 陰っていくひかりが底を打つのは この頃だ 夕方が少しだけ 長くなり 昇っていくひかりは 目覚めが遅くなる 夜の間に 流れていくものを凍りつかせ 朝が清浄に明けるように 闇は悲しみを拭っていく 12月の空 なにもない それでいい それがいい なにもないところから 始めていいと 空が言うのだから 朝が来たら 背を伸ばして叫んでみよう おはよう わたしはここにいる