いたずら
空飛ぶエンブレム? それともペンギン? ※ 鏡から溢れる 跳ねっ返りの ひかりの いたずら ※ 写りこみへの 推測は危険よ 本当の心が ゆがんで 見えてしまう ※ ゆらゆら揺れる ひかりのいたずら ※ いたずらに 付き合ったあとは 大切なものを 直接見なさい
View Article大丈夫
たぐりよせ たぐりよせ たぐりよせて 感じてみる 心のアンテナ ピーンとたてて かすかな兆しを 感じてみる 夜は静かで 心の襞まで しみとおる 心の電波が 届いてくる もう泣かないで 大丈夫
View Article受けると授ける
こんな試練を どうして 神様は 私に与えたの 受け止めきれいない …… 泣いて 泣いて 涙して はたと 気がついた それがゆえに 生かされている私自身に その日から 試練は 授かりものになった ほら 授かるって字 手で受けると書くでしょ 試練は 私の手で 素敵な 価値に変えられるんだって わかったの その日から 私の掌にある 神様の愛を感じ続けている
View Article縁酣(えんたけなわ)
忘却のエンジェルが 宵闇を突いて 走り出す 滲んだ 光跡が 行き先を告げ どの 思い出だって 手放したくない 私の心に ノーを言う 縁は 確かに 酣で 欧州の酒は 甘く 喉を焼く 言葉を失っても あの日の感触に イエスはある
View Articleあたためてごらん
山茶花の 小さな種が ひかりに踊っていました ふかふかの綿毛に 太陽のぬくもり 少しずつ すこしずつ たくわえて その日が くるのを あたためてごらん 新しい命の 祈りと希望 その日が来るまで 思いっきり あたためてごらん
View Article石田道行さんの写真展
豊科のイオンで開催されている 石田さんの写真展 この展示をするにあたって 何を基調としたのかと質問すると ブナ森のこと 日本の森林に関する 僕の文章がまず出来上がった と、明解なる一言 だからなのか 展示全体に物語性があって 腑に落ちてくるような強さを 感じました 学ぶことは多々ですね
View Articleなずな
撫でたいほど かわいいから 撫で菜 なずな 夏には なくなるから 夏無(なつな) なずな 種が三味線の 撥のようだから ペンペン草 別称 いっぱい 長い付き合いだもの 麦の到来と ともに 日本に来たのよ
View Articleおかっぱ
桜の枝が 頬に触れたかどで 足元まで 垂れ下がっていた しだれ桜の枝は 惜しげもなくおろされ おかっぱになって まだ 花の季節には 花を咲かせ 緑のころには 日陰を作って シェルターになる おかっぱの 女の子を探すのは 難しい 新入学の高校生 おかっぱ以上に もう枝を垂れない しだれ桜と だんだん短くなっていく だろう 女子高生の髪
View Articleプレゼント
この春は 寒いうちから ナズナが撮りたくて 田んぼの畦 公園 空き地と よく通いました 春は優しい 風の音に ゆらゆら揺れて まどろんで 夢見る 夢子の ナズナ詣で 急に暖かに なりましたから ナズナもあわてて 花咲いて またたく間に 実を結びました どこに配達しようかしら ナズナの夢の 春の夢
View Article半径50センチ
半径50センチ 直径一メートル すこし アングルを 変えただけで 見える世界が 変わる どこに立とうか 何を見ようか どう生きようか ぐるぐる回って 選び出し ほしい世界を 生きてみる ※ 我が家の雪柳、間もなく開花宣言!の予定
View Articleバブル?
フォトショップで 遊びたくなって 遊びました バブリ〜です そのついでに また遊びました 同一画像を並べてできる 視覚的揺らめき けれども どこか後ろめたいのは なんででしょう 青は 憂鬱な色だから? 遊び足りないから? う〜ん・・・
View Article長明
ゆく川の流れは 思いの丈を運び 同じでないくせに 同じような面構えして ふくらむ思いを温めてる 明らかに長くなったひかりに 明らかに流動性を高めた水 温めよ 大地のあるところ なべて温め その思い 涵養せよ
View ArticleBULE
飛ぶのが怖い夜に 窒息しそうな 歩を数える なにもかもが 立ちはだかる 昼から解放され ブレた心を もてあます しょうがない 眠りはすぐに やってきて 私を優しく 包むだろう
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