BULE #5
ぶれて初めて 溶け合う世界 見えていなかったものの 感じられなかったこと 揺れたぶんだけ 欲張りになれる 一度かぎりの人生 欲張りになろうよ ぶれて泣いて 怒って笑って 大切なものを 見つけだそう
View ArticleBULE #6
沼地になった 記憶をたどる 前後する曖昧 穴空きチーズ 理解しがたい ジャンクの山 つないでみた 不揃いの記憶 きれいな物語 みにくい物語 いろいろ できた が 優しくなれる 物語を選んだ
View Article妄想的反芻の午後
水仙の葉が 天を指す 昼下がり の まどろみ 重なり合って 重なり合って 振り向いて 物語する もちろん YES 遠くて近い思いの 夢のように揺れる YES 知っている 水仙の葉っぱの写真、手持ちのソフトの自動補正で最上段の画像に あとはもう、妄想の反復反芻状態です 咀嚼できるまで よく噛んで 噛みすぎて 眠たくなってしまった 午後なのでした
View Article思い人
主なき家に 梅が咲いた 裏は松林だ 昼間も暗い か細い枝を 天に伸ばし ようやく 咲かせた 今年の紅 寒さと 淋しさに 堪えて 咲いたから 誰よりも紅く 咲けたのかもしれない 思い人の 来る時を待つ その胸の熱さよ いっとう紅く 咲くがいい
View ArticleBULE #7
この画像は夜の歩道 街灯に照らされて 光ったアスファルトが ぶれによって 踊りだしました この画像は 誰かのおうちの 明かりがもれて 光っている道 でも青の佇まい この画像は 道路の記号 あっちにいけ こっちにいけ わずかな明かりにも 浮かび上がってきます BULE画像は もっとたくさんあるけれど ワンランク上の 表現ができるようになったら またシリーズにしてみたいです ちょっとした今の私の課題です
View Articleブドウ畑
ブドウ畑に 夕日があたり キラキラ 泪が流れ出す 寒さにいたんだ その枝この枝 剪定された 断面から わずかに甘い 樹液がこぼれて 雨のよう 泣きながら お前は春を 生きるのか 泣きながら 笑っているのか 黄金いろの 雨が降る 元画像です ※ 家の前はブドウ畑 雨が上がって晴れた今日 夕日にしたたり落ちるブドウの樹液を見ました ぽとぽと 大粒の雨になって そこら中の枝から 落ちていくのです...
View Article風
たくさん 歩いたね 歩いて 歩いて つまずいて おきあがったら また 歩いた あきらめる って言葉は わたしの辞書にはないから 今日は今日の 明日は明日の 風が吹き また歩く たくさん歩いたね たくさん歩こうね
View Article宇宙人
この不自由な惑星も悪くはない ギュっと詰まった思いも 張りつめた思いも 忸怩たる思いも 丸い背中も 悪くない いろんな 価値観がぶつって そこそこ不自由だけど たくさん心が育つからね そこがこの惑星の魅力だね ※ 500000000光年先の星から来た 宇宙人がつぶやいた 当時の地球はカンブリア紀 命の爆発が起きた時期でした
View Article古今
春たてど 花もにほはぬ 山ざとは ものうかりねに 鶯ぞなく 在原棟梁 まだ 花も咲いてないし ああ めんどうと 鶯が歌うのよね 言葉だけの春だもの 1200年前の歌(古今和歌集) 人の心は 古今東西 おなじ色 恋 憂い 祝い 季節 別れ 老い 旅 … 人の舞台は 一期一会の ちがうあじ さてと 背中を のばして 私を生きよう
View Articleエモーションのモーション
昨日は同僚のブライダル撮影を アラカワヒロシさんにご一緒を願っていたしました。 今はやりのロケーションフォト。 場所は松本城でした。 お日様がでて暖かで 何より満開の桜が美しかったのです。 途中でアラカワさんの奥さまのエミーさんも ちょっとだけ撮影に加わっていただいて 同僚のお友達20名あまりと ぐるぐるとお城の周りを撮影して回りました。 きれいな花嫁さんでした。 何よりも彼女を見つめる新郎の瞳に...
View Article雨
おともない はるのあめ なにかを ふういんする かのように ぽつりぽつり ふりむけば からまつばやしは えめらるど きょねんの はっぱの まあいから ことしは ことしの いのちが もえだし た
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