影踏み
梅の木に 梅の花咲けば 見上げるものを まだ枯枝なる 梅が枝に 光あふれて 濃き影つくる 影絵ふみふみ 行く道に ムクドリ 番いて 渡り行く そが影も濃き 流線形 襟元寒し この弥生 見上げるばかりの 卯月恋しき 青き空
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どうでもいいのですが・・・
黄昏の光を受けた 松本城が映った お濠に 黄金いろの かもたちが 泳いでいました もう恋の季節 ユニフォームも正装です きれいね と言ってあげたのですが パンをくれる人のほうへと 迷うことなく 進んで行きました せっかく きれいに撮ってあげたのに！ ？
View Articleサイド・ミラー
前を向けとは 目が前しか見えない からで 後ろが見たければ サイド・ミラーに 目を凝らさなければ いけない それだって 前しか見えない 目の所産 だから グルグルグルっと 回ってみた ほんとうに 大切なもの ほんとうの わたしの目で 見たいから
View Article線のようなもの
点と点をつないで線になって 線と線と線をつないで面になって 面と面と面をつないで器になる でもね いつだって直線とは限らないの 世の中 計算できない線だらけ 無数のグニュグニュの線のくせに 結びあったら 無数の喜び まかふしぎ
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蛇足のオンパレード
現代アートが大嫌い 力がないから 絵画の上に 鉛筆置いたり 絵具ぶちまけたり 分からないからアートだって それって詭弁ならぬ 言い訳 力がないから あちらこちらでぺこぺこ お客にへつらって 見てください 買ってください その根性がいや 現代アートなんて わざわざ言うあたり ほんとうは 実力がないと 宣言しているようなもの そんなもの買って あんたね ただのゴミになるだけよ とまあ 過激な人がいて...
View Articleうねる思い
うだうだ うだうだ 春なのに うねる思い ぐにゃぐにゃ ぐにゃぐにゃ それでも ころがりこんだ 花だより ときどきは 立ち止まって 振り返って 泣かないよぉと言いながら 泣いている 陽だまりの道 ひとりゆく
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ラナンキュラス
ラナンキュラスが 咲きました 春の陽気に誘われて その日記を開きます 一ページ目 種でした 二ページ目 二葉でした 三ページ目 本葉でした 百ページ目 我が家に来ました 葉脈に水を蓄えるたび 思いで日記は膨らんで とうとう丸い花になりました 大切な思いは欠かさず書きました たくさん たくさん 書きました まだまだ書きたいけれど ラナンキュラスは少しだけ 年をとってしまいました...
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小箱
思い通りにいかないこと とりあえず 小箱に詰めて 封をする 思い通りに 行かないから あなたは あなたらしさを 試すことが できる そう言い含めて 石鹸のバラを 小箱に飾る 何かを きれいにするために ちびていく石鹸 あなたも あなたを 試している 今日の道標 乗り越る きっとね 待っていて
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月遅れ
平安朝 紙で模された 人型の 雛形と呼ばれた めでるべきもの 人形の 祭りとなるは 江戸の事 平成に至りて 客寄せ人形 古式雛 冷めた まなざし 信濃の国の 月遅れなる 雛のころ ※ 娘（愛娘）も明日からは京の人
View Articleきょうだい
今も仲良し スカイプで 半日話していることもある 小さいときは この公園で この子達みたいに ちょこんと座って よく話していた ボール持って行っても 虫網持って行っても 一緒 ちょこんと座って 話していた 今だって ちょこんと座って 話している ネットの海の中 二人だけ あ，笑った
View Article四月馬鹿
どうせだったら 美しいほうがいい どうせだったら だまされてよかったと 生涯思える そんな 一生一度の 嘘をついてみたい あるいは うそばっかりついて あげく そのうそからでた信を 生きてみたい 四月馬鹿 馬鹿にとっての真実は 嘘だったりするから ややこしいけど
View Article浮かぶ
そうね このあたりに しゅーっ ここはグニュ 思うように 枝を出せなかったり 折れちゃったら 風情があるねって 人に言われるの あのあたりは ぽきり あそこに…… あら ！ 新芽の赤 ※ やっと京都から帰れました・・・ 真夜中でした 娘の部屋は開け放たれていて 布団が奇麗に畳まれていました
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雨ののち
出立の前の夕焼け 明日は雨だと知りました 案の定 出立の朝は 土砂降りの雨でした あの子が 生まれた日の東京は 大雪でした 子どもの頃は 長靴じゃなきゃ 外出したくない 水たまりフェチで こんな日まで雨なのかと 思わず笑ってしまいました それで良いのです あの子が生まれた翌朝は 綺麗な月が浮かんでいました 晴れない雨はないのです 雨が晴れたら いっぱい 笑ってるお日様にあうのですから それで...
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Coming soon ！
と言っても もうちょっと先ですね でも すぐにでも その日は来るでしょう ６月１５日（金）から １７日（日）まで 松本市美術館で二人展 【アラカワヒロシ×オオヒラシゲコ 心象写真風景? 心でとらえたそれぞれの松本市美術館】 を開きます それぞれの視点で とらえた世界 皆様の目を喜ばせることができればと 現在準備進行形 乞うご期待！
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