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Channel: ヒヨちゃんが行く!
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宙の青

空が青く 宙の青を 映して 水が青く 瞳もまた 青くなる たがいを うつして 宙の青 きらきら している 宙の青   

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シンメトリー

祈りは希望の写し鏡 願いは明日の写し鏡 この一年もご愛顧賜りましたこと厚く御礼申し上げます。 くる年が皆様にとって豊かで笑みがあふれる年となりますように お祈り申し上げます。

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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます ご多幸をお祈り申し上げます

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なべて

風にあい 雪にあい 鳥にあい 南天の実の 正月にあって なべて その実をまとうものの などか少なきこと

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雪ひとひら

雪ひとひら 緩やかなカーブ の 小さな波紋

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初夢

帰省先の北陸 丑の刻に激しい雷鳴 けっきょく初夢は見ず終い 帰宅し今日は初仕事 早朝の車中 富士を仰ぎ 昼に鷹を見 夕になすびを見 初夢の現実バージョン? 秘せば美しい夢物語もあるというのに ……嗚呼  

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母恋い

石畳は黄昏の蒼を残したまま 母の名を呼ぶ 母が恋しい異郷の鍋の この町に凍みつき どうしようもなく異郷の香り 母たちの香り ※ ちなみにどうでも良いのですが   恋とは上代にあっては、時間的、空間的、心理的に離れてしまった対象に思いが残り、それに心ひかれて嘆き悲しむ意と・・ 大辞泉

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ヒタヒタ

凪ぎながらも ヒタヒタと音を立て 潮は満ちようとする 新月の浜の その内側の 不可分な形を なぞるように アールを描き 太陽の彼方の 宇宙をひたす 満ち足りた潮は ひたヒタひたヒタ 今日とは違った 旦(あした)を連れに 海に帰る     

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ぼた雪があんまり降るから もうなにも聞こえなくなった  

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天上の階段

その階段を上れば天国に行けるという その階段を下れば人間に生まれるという 心は行きつ戻りつ魂のありかを探していて やっぱり 私  私を生きている     

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採石場

採石場 大中小の 雪の富士

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花信

花屋のバケツに 早春の便りや ラナンキュラス 巻き付けた 白・赤・紫・橙・黄色 の日めくりカレンダー

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牡蠣

北風が強い日 半島の内海は凪ぎ 雪原のように穏やかだ 干満の緩やかな波に揺られて 牡蠣は育ち 脂がのってくる 水鳥たちが その養殖網の柵の上で 牡蠣の番をしながら 羽を休め もう北へ変える日を 数え出す

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メモリー

ある種の不自由と ある種の自由が 記憶の縁を廻って おぼろになる 日が暮れれば プレアデスの七姉妹が もう天上高く上がっている あれが山際に隠れて見えなくなるころ 大地に春が訪れ ある種の不自由と ある種の自由と 記憶の縁に緑が映えて おぼろになる  

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無限の有限

奥歯の痛み それは言葉にできない 秘密の無限の有限が 疼いているだけ

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逡巡

逡 しりぞき ゆずり ためらい 巡 めぐり まわり 逡巡するあなたにも 春巡 この雪を越し ふたたび 春は廻る  

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あお

海も空も山も大地も 寒中の青また蒼 あお  春の碧が恋しくて  黄色いグラスをかけてみる    

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孤月

弓を張った月が丸くなり 今日の月齢は14.7 うっすら根雪が残るこの町を照らし 月の周りの冬の星座を蒼く照らし どこまでも蒼い影が 景色に滲みながら伸びている 水盤の水も凍って 丸いままの月を表さず どこまでも 孤月 明日は冬の土用 紅を求める日 萌えるような春色の紅を 求めてみよう    

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まめ

この 不可解 で 不可欠 で 未来志向 の 美しき もの 白き皿に 一つ 横たう  

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世界は

世界は時々夢を見る 夢で逢いましょ 夢を見る

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