雪の日も妄想する
雨が雪に変わり 一人きりの 弥生三月 シュヴァルツヴァルトの 闇の中 赤頭巾の 家は遠くて 帰れない 送り狼 気をつけよ 甘い言葉に 悪の道 上手い話に 気をつけよ シュヴァルツヴァルトは 闇の中 消えては光る 雪蛍 本物の原石は どこにあるのか 歩いて探せ わが娘
View ArticleClik here to view.
テスト撮影とざれごと日記
お人形の撮影を依頼されています そのテスト撮影をしていました 久方ぶりにマクロを取り出して 試行錯誤 そのついでに 娘がくれたサボテンだの梅の盆栽やらも撮影 何でこの組み合わせ？ 渋すぎ？！ やっぱりマクロは好きです 素直なスナップなのですが ワクワクします 昨日は写真展示のお誘いを とある喫茶店から受けたのですが 今年は大きな展示だけで４つ 残念でしたがお断りしました...
View Article歴史
音楽が醸しだす 刹那にも心は震える けれども ミュージシャンの 人生や 哲学や 人柄のようなものが 今日の 今この時の音になっているって 分かったら 音楽を聴くって その人の魂と 揺れ合うことに なるのかな その人の 歴史を共に 生きることに なるのかな 荒涼の地も 苔が進出すると 土壌になるね 土壌になって 初めて生える草木（音楽）だけど そこには 時間が宿っているんだよね 目に見えない...
View Article凝視
風は南から 折れた心を 掻っ攫っていった 汚れた雪で 消してきた 汚点のような 現実を 凝視せよ 風は南から 向かい風が強すぎて 背を向けた 背中に当たる 太陽の光と ぬくもり どこかから 聴こえてくる 歌声 Que Sera, Sera なるようになるの 誰も未来は見えない Que Sera, Sera （けれども 現実は 凝視できない） Que Sera, Sera 見ることだけが...
View Article全身全霊
全身全霊という言葉を 久方ぶりに聴き 涙がこぼれた 熱波のような 熱い思いで 今を紡いで 来たと その 瞳が 告げていた まっすぐに 生きること まっすぐに 上を向くこと は 難しい 難しいけど 挑戦者には 全身全霊の瞬間が 宿るのだろう 神さまだって 喜ぶに違いない 澄んだ瞳 まっすぐな瞳 きれいだった
View ArticleＯＲＩＯＮ
オリオンはハンター オリオンは どんな獲物も 手にしてきた （松本市美術館の屋根にオリオン座） オリオンは 宇宙に狩りをする 気を引き締めて 狙った獲物を 逃がすな 気を引き締め けれども 自由に 欲するものを 手に入れよう
View ArticleClik here to view.
ステップ・アップ
針穴ほどの隙間から 顔をのぞかせた チャンスを 捕らえることから 挑戦は はじまると 思っていた ささやきのような 心の声を 聞き取ることから 挑戦的な希望は はじまると 思っていた 挑戦の最初は ちいさな種で できると思う やりきると思う その未来地図への スタンスが問われると 思っていた けれども ああ 挑戦し続ける そのエネルギーがなかったら 今日はなかったに違いない ステップ・アップ...
View ArticleClik here to view.
Clik here to view.
歓待 松本市美術館
先日 アラカワヒロシさんと６月に行う写真展の打ち合わせに 松本市美術館に行ってきました。 打ち合わせ終了後に撮影した幾葉か。 アラカワさんにはアラカワさんの 私には私の個性があって 面白いです。 で、どうやらアラカワさんはチューリップに歓待を受けたようなのですが 私は突き抜ける光の歓待を受けたようです。 まるでレンコン？ 「先が見える」の吉兆でしょう！
View Article自写像
コートの裾だけですけど ※松本市美術館の階段側面のガラスを覗きこんだ画像です。 眼をかなり近づけますと、まるで万華鏡のように広がる世界があります。 最初の発見者は私でしたが……、気がつけば……。 アラカワさんと こんなところでバトルしてどうする？ ライバルのお写真はこちらをどうぞ → クリック
View ArticleClik here to view.
シャドウ
車道の翳りに ハイライトが欲しいと 睨む 曇天 不消化のまま 流れていく時間 足早に 行きかう 人の呼吸が 浅く早い つられて早くなった 呼吸を整え シャッターを切り この時を刻み込んでみた ※ 松本市渚
View ArticleClik here to view.
Clik here to view.
Asama Onsen Nｉｇｈｔ Ｓｉｇｈｔ
どうしようもなく 道は繋がっていて Walking Asama Onsen 湯煙の中 小雪が舞う あんたが昨日見た景色 あたいが明日踏んでみる ※ 本日の松本市浅間温泉界隈
View Article埋もれ日
春の雪に埋もれた 秋の葉の赤い色 焔の赤ではない 埋もれ日の赤 生きてきた 重さと 暖かさ 宿したままの 埋もれ日の 夢 春の夢 いつしか 聴こえる 子守唄 ※ 松本市浅間温泉
View Articleいき
生き生きて 行き行き息す 粋の意気 と 語呂合わせをしていて 不意に聴こえてきた ベンチレーターの音 吸気・呼気 吸気・呼気 数えていていた こんな小道の先に 人工呼吸器をつけて この夜を過ごしている人がいる 夜が一気に更け込んだ ふと我に返って 吸い込んだ空気は あまりに冷たく おもわず 襟巻きに顔を埋めた 静寂のリズム
View ArticleClik here to view.
ほしいものがほしい
その階段を降りると まだ外は黄昏でした わずかな光を拾い集めて この街の呼吸のようなものを 感じようとしました 光を拾い集めれば 集めるほど 切なくなって 思わず 泣きたくなりました 振り返れば そこには闇が広がっていて 一体私は何を捕まえようとしていたのか 嘆息しました それでもカメラは ひとりでに光を拾い続け 見えないものまで 見せてしまうのでした 見えないものを見たくて...
View ArticleClik here to view.
また明日ね
言葉が生まれてくるときだって 神さまの お導きがあって それは ほんの一握りの 考えて 考えて 考えた末に 感じた 一瞬の出来事 なんだけど そんなときは 嬉しいな すごく 幸せになる どれほど ひねり出しても 何もでないときは おまじないをする 考えて 考えて 考えた末に おやすみ！ また明日ねって おまじないをする 明日もね おまじない日和かもしれないけど にっこり笑って 神さまを 待ってみます
View ArticleClik here to view.
ねえ
オリオンが西に傾いて 海蛇やら 乙女やら 獅子が 顔をのぞかせて 春だね 一年に一つずつ 星座のカレンダーがめくられていって またひとつ年を重ねるの 毎日 毎日 オリオンも獅子も白鳥も 真昼からぐるぐる 回っていて 一日に一つずつ 素敵を重ねるの 知っていた？ ねえ 素敵を数えましょうよ もう 十本の指では とても数えられないから たくさんだね 心の春
View ArticleClik here to view.
出窓
オペ室に植物は禁物だけど オペ室の長い廊下の出窓に ブーゲンビリアと 君子蘭が 咲いていて やっぱり植物は 人になくてはならないものだったと 思う昼下がり オペ室を出ても 鉄の廊下なんだけど あの出窓には まあるいひかりが なだれ込んでいたなと 懐かしむ 私も人の子
View Article