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Channel: ヒヨちゃんが行く!
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ピアノ線

どこまでも細い ピアノ線を搔けば 人には聞こえない子守唄 心の襞にしみこんで ザワザワ ゆれていく 子守唄は 草原になって 母さんの笑顔を 連れてくる

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たそがれ

黄昏れの どこまでも届く光に 夏の大地が蒼く潜む 丸ごと まるごと・・ 包み込んで どこまでも 届く ひかり

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温めた時を 種に結ぶ 幾百もの記憶 目覚めよ

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Groove

セッションがゆれてる グラスの中 テンションが上がって 影も踊る 音の記憶のスポットライト

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√2

音が満ちあふれている At Spiral jam session vol.3 

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あかり

暗くなってから「あかり」をさがしても間に合わない  明るいうちから暗くなることを予感して準備するのだ

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HANABI

夏は短く 夏は濃い

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空を

いつの世にもどこの場所へも行ける草履があったら どこに行こうか 空を飛べたらすてきだけど やっぱり私は人だから どこまでも 歩いて行くのだろう 夢を手放すことなく

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眠る

眠ることの 眠るがまま 眠りたまえ 民の目たち

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絵の具箱

先生は三原色を混ぜると黒になると言ったけど 絵の具箱には必ず黒の絵の具が入っていた どうして黒の絵の具があるの と先生に聞いてみると 黒は黒だからだ と答えた  

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てんとせん

「舗装工事」と入力したら 「干そう幸司」と変換された IMEはあいかわらずお馬鹿 でもね変換なんて 点と線をつないで そこに意味のある言葉を考える作業だから とても逆説的なんだよね なんでもいいから わらって み よ う ね ※ 四羽のトンボがわかりますか?

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病葉

約束をした もう何度も約束をした 何度約束をしても また約束をする 食い尽くされた病葉の下 全て食べ尽くされれば また秋に新緑が芽吹く 不思議な木の下で 約束をした

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空のアンテナ

空のアンテナが予知夢を運ぶ ああどうして 悪い夢を見る必要があるだろう よいことも わるいことも 同じ数なのだから 私の予知夢は 良いことばかりを数えてみる

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松本ぼんぼん

久しぶりの「ぼんぼん」 人また人の垣根をくぐって 祭の熱気を楽しみました

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いとなみ

くらすことの ひかりの海に 萌ゆる日の もろてを 眺める この手 この力の 繋がりあう 思いが咲けば ひかりのひかり 海に目映く輝きぬ

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西日

太陽を追いかけて きみの背中に長い影 私の背中にも長い影 ねえどうして こんなに西日が 眩しいんだろう どうしてこんなに 西日は 愛おしいんだろう いくつも幾つも 西日をかぞえて 私たちはたしかに 年をとった それはちょっと淋しい気配を孕んでいて そのくせ優しいねむりをさそう どこまでも どこまでも影は伸びて いく きみの影と 私の影がであう その場所まで  

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追憶

誰にとっても真実で 誰もがその真実を生きようとする 生きた結果を出せと 誰かは言うのだろうけれど 生きていることが 答だよと その人の耳元でささやいてみる

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森の道

川端康成はそこをハッピーバレーと書き 堀辰雄は死の谷と書いた 森の道を行く キツツキがドラミングしている シジュウカラが小枝を渡る 誰もいない 石畳の道 人生のステージの吉凶に 景色は違って見える のだろうか 佇むほどに 森は大きく 去来する過去も未来も 木洩れ日となって 砕け広がり 眩しくも 一人

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ジュエリー・フィッシュ

八月の水母が満月に集う おおかたは天で悪事を働いて 星の神さまに見放された 哀れな星の残骸の 溜め息でできている 八月は流れ星の月間でもある 北へ南へと星が流れ そのたびに水母たちは オーとため息をつくのである おおかた天の仕事をさぼったとか 嘘も方便とブイブイならして 束の間の私欲におぼれた輩に違いなく ごく稀に極彩色に輝くやつは 誰かをかばおうとして 星屑になったに違いなく...

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へちまのへ

天邪鬼の竜太はハイと言ったことがない だって やっぱり でも ちがう が口癖で朝から晩まで 二階の窓から這い出ては 屋根瓦の上から町を見下ろしている 大ホラ吹きの竜太はデキナイと言ったことがない それはそうだ これはこう あれはおれのだ あれもおれがした が口癖で朝から晩まで 母ちゃんが軒下から眼をはって イイカゲンニオシと怒られている 盆も近くなってヘチマの蔓が...

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